うちのまんしょんの鍵は、オートロックタイプになっている。
必ず勝手に鍵が閉まる、というのはありがたい。
アパートにいたときは、家族が出て行ってから鍵を閉めておくほうが防犯上好ましい、とはわかっていたけれど、どうしても午後になって鍵を開ける手間が面倒で、ついついそのままにしてしまっていた。
考えたら、恐ろしいことだったな……。
遠い遠い昔、別のアパートに住んでいた頃。
知らない土地のアパートを、たった1日で1人で探したので、あまり良い物件ではなかった。
ナニが不便って、インターホンがなかったこと。
来客があれば、コンコンとドアをノックするしかない。
これが、ヒジョーに心臓に悪い!
しかも、ドアに直接ついている郵便受けは、フタを押せば外から中がまる見え。
だが、そこしか郵便受けはなかったので、塞ぐこともできなかった。
覗く人もいないだろうが、怖かったなあ。
そんなある日。
「ドンドンドンドンドン!」
ドアを何度も叩く音が。
あまりにも尋常でないので身を潜めていたら、次にガチャガチャとドアノブを回して、開けようとする音。
ひいいいいい。や、や○ざ? 借金取り?
ひとりだったし、恐怖のあまり固まった!
たぶん、引っ越したばかりだったので、前の住人の「お知り合い」なのだろうが。
勘弁してくれよ……ガクガク(((((( ;゚Д゚)))))ブルブル
そのことがあってとても怖かったので、そこは3ヶ月で引っ越した!
今どうなってるだろうなあ、そのアパート;^^
「セキュリティー」という点では、マンションはある意味優れてはいるだろう。
ただ、過信は禁物だ。
他の住人に紛れてさりげに入ってくる人もいる。暗証番号を知れば、やすやすと入ることもできる。玄関を突破されては、セキュリティー面の安全性はかなり下がるだろう。
「マンションは大丈夫」という思いが油断を生むのだ。
さて、我が家の部屋の扉は、暗証番号を入力するやつがついているのだが、相方だけが違う番号を使う。
「何で長い方の番号を使うん?」
と聞いたら、他の家族が同じ番号ばかりプッシュしてたら、その番号だけが汚れてしまい、悪い人に番号を看破される、という理屈らしい。
なーるーほーどー。
ホント、セキュリティー対策には終わりがない、って感じだね。